自分で革靴のかかとを修理|セメダイン・シューズドクターの使い方

道具紹介

靴の靴底が削れることによる影響

靴をずっと使っているとヒールが段々減ってきますよね。

特にかかと(トップリフト)の部分はかなり削れてきます。

削れたままにしていると歩き方に悪影響が出て姿勢を崩したり膝や腰に痛みが出たりアキレス腱を傷めてしまうことも…

また、靴を傷めてしまうこともあります。

お気に入りの靴が、ヒールが削れただけで買い替えたり捨てるのはもったいないですよね。

今回、ご紹介するシューズドクターNを使うと簡単にヒールを修復できて靴を長く使うことができます。

トップリフトの削れ

これ1本で補修可能!! 靴専用補修材 シューズドクターN 

ヒールの修理はシューズドクター1本で簡単に補修ができちゃいます!

シューズドクターNは補修剤・ヘラ・サンドペーパー・ポリ板がセットになっています。

ヒール修理に必要なアイテムが全部揃っています。お店で修理を依頼したり別に道具を買い揃えることもなく経済的です!!

シューズドクターN

ヒールの修理をやってみよう!!

ステップ1.汚れ、ホコリやチリをしっかり落そう!!

まずはヒールの汚れを落とします。
ここでしっかり付いているホコリやチリなどの落とさないと補修剤が上手く接着してくれません。

そこで、馬毛ブラシで払い落としていきます。なお、汚れがひどい場合は石鹸など使って綺麗にしましょう。

馬毛ブラシでホコリを払い落す

革靴用おすすめのブラシについてはこちら、また下記リンクからご覧ください。

ステップ2.サンドペーパーで粗目をつけよう!

次に、補修剤が更に接着しやすくなるように付属のサンドペーパーで接着面を粗目をつけるように軽く削りましょう。

★注意★
力を入れすぎて削っちゃうと必要以上に削れたり千切れてしまうことがあるので、表面をなめらかにするイメージで粗目をつけましょう。

サンドペーパーで粗目をつける

ステップ3.ポリ板のサイズを合わせよう!

付属しているポリ板は、縦3㎝×横12.8㎝の長方形で2枚ついています。

そのまま使ってもいいですが、ヒールのサイズによっては縦のサイズが大きすぎることがあります。

ポリ板がヒール部分を超えてかかとの革部分まで出てしまうとポリ板が曲がってしまい補修材が綺麗につかず漏れてしまうことがあります。

ヒールのサイズに合わせてポリ板を切ると補修材を綺麗につけやすくなります。

ポリ板のサイズを調整

ステップ4.ポリ板を貼り付けよう!

かかとの形状に合うように、ポリ板をかかとに沿い合わせながら接着させてテープでしっかり固定します。

★注意★
ここでしっかりポリ板をテープで固定しておかないと補修剤をつけて乾燥する際にとれてしまい全て台無しになっちゃうことも…

ポリ板はしっかりテープで貼っておきましょう。

ポリ板を貼り付けよう

ステップ5.補修剤をつけよう!

いよいよシューズドクターNの補修剤をつけていきましょう!

☆ポイント☆
チューブから出す時はゆっくり慎重に…
ポリ板の内側に沿って押し込む感じで少しずつ入れていきます。

ポリ板の内側に沿って補修剤を入れたら、それに沿ってかかとの中心に向けて段々と重ねていきます。

補修材をつけよう

ステップ6.ヘラで綺麗に整えよう!

ヘラで整える
綺麗に平面にする

補修剤をつけたら付属のヘラを使って塗り伸ばしていきましょう。
接着面に隙間ができないように細かい部分まで行き渡るように押し込みながら整えていきます。


★注意★
ここで隙間を作ってしまうと乾燥後に空洞ができてしまいすぐに破れてしまうので注意してくださいね。

ステップ7.乾燥させよう!

補修剤を綺麗に馴染ませたら乾燥させます。

24時間以上は乾燥させましょう

しっかり乾かさないでポリ板を外してしまうと、ポリ板と一緒に補修剤がとれて台無しになってしまいます。

そのような失敗をしないように24時間ほど乾かせて指で補修した部分を軽く押してみて凹まなければ補修完了です。

乾燥させる

ステップ8.補修完成!!

ポリ板を外したら完成です!

ゴムの白い部分が出ることがありますが、
コバインキなどで補色すると綺麗なかかとに仕上がります。

靴底の補修完成

見事にヒールの削れが直り復活しました!!

ひどく削れたものならオールソールで全交換をオススメしますが、ある程度の削れは自分で直してしまいましょう!

ぜひ試してみてくださいね!

靴底削れのビフォーアフター

ステップ9.シューズドクターNの保管方法

シューズドクターNの補修剤を一本丸ごと使えたら問題ないですが、余ってしまうことがあります。

常温のまま置いておくと口の部分が固まってしまい次に使うときに出てこないことがあります。(私はこれで何回も失敗しています)

公式によると空気中に水分が化学反応して固まってしまいます。

そこで保管の際は、
1.ジップロックなど密閉できる袋に入れて空気と触れないようにする。

2.その袋を別のビニール袋に入れる。

3.冷蔵庫に入れて保管する。

この3つを行うことで次回も固まることなく使えるようになります。

保管の際は注意してくださいね!

シューズドクターNの保管型

シューズドクターシリーズやその他の補修剤のご紹介

補修剤にも種類があって黒色や無色、速乾性のものもあります。
色々試してみてくださいね!!

最後までご覧いただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました