革靴の革は、購入してすぐや使い込んでいくうちに油や水分といった栄養が失われていきます。
このままにしておくと乾燥によるひび割れが発生してしまします。
そのような症状を、防ぐために乳化性クリームを塗るのですが、靴磨き始めたてのビギナーの方など「クリームって言われても何がいいの?」や「どんなクリームを使えばいいのかわからない」って思っている方もいると思います。
この記事では、クリームの特性や使い方、オススメのクリームなどを紹介します。
参考にしてもらい、靴磨きを楽しんでもらえたらと思います。
クリームの種類は3種類
先ほどから、クリームと言っていますが、革靴の靴磨きに一般的に使っているものは大きく分けて3種類あります。
- 乳化性クリーム
- 油性クリーム
- 油性ワックス
それぞれ使われている成分や使用目的は違いますが、一般的にクリームとして呼ばれているのは、今回、解説する「乳化性クリーム」と「油性クリーム」について解説します。
ちなみに、油性ワックスについては別記事をご覧ください。
乳化性クリームと油性クリームの違いは主成分
乳化性クリームと油性クリームの主成分は、主に「ロウ・油・水分」で違いは、その配合の割合が変わってきます。
乳化性クリーム
水分の割合が多く占めていて、後にロウや油・染料などが配合されています。
水分が多いため使いやすくて、シミなどのトラブルになりにくいです。
薄い革にも使える万能クリームです。
色数の豊富さはピカイチで、補色効果もあり革に栄養やツヤを与えてくれます。

油性クリーム
油分・ロウ分の割合が多く占めていて、乳化性に比べてペースト状です。
油分が多いため栄養がよく浸透してくれるので、厚手の革などに使えます。
また、乾燥を防いでくれるのでひび割れなどのトラブルの未然防止に有効です。
乳化性に比べるとシミになりやすいので、注意が必要です。

クリームの役割は、革に栄養とツヤを与えること

乳化性にしても、油性にしてもクリームの効果は革に栄養を与えてしなやかにし、ツヤを出す役割があります。
革の大敵は乾燥で、そこのケアを怠って使い続けるとひび割れを起こしてしまい、お気に入りの靴を修理に出さないといけなくなってしまいます。
靴磨きでは、必ずクリームを使うようにしましょう。
靴磨き初心者にオススメは、乳化性クリーム!

靴磨き初心者の方は、乳化性クリームから使いこなすことから始めることをオススメします。
乳化性クリームには、水分が多く含まれているのでノビがよくて塗りやすいのが特徴。
革に栄養分を速やかに補給し、保湿、革本来のみずみずしい質感を与えてくれるので初心者の方にも使いやすいと思います。
革靴のケアをしようと思ったらこれだけあればOK!というより、このクリームは最低でも用意しましょう
ただ、油分が少ないのでクリームの効果の耐久性や持続性はあまりありませんので、お手入れはこまめに行う必要があります。
オススメ!使いやすい『M.MOWBRAY(エム・モゥブレイ)』乳化性クリーム

乳化性クリームらしく、なめらかなノビがあり重厚な光沢が出で革に栄養とツヤを与えます。
色の種類が豊富で補色効果も高いのも特徴です。初心者には使用しやすいクリームです。
慣れてきた人向け!油性クリーム

水分の代わりに油分が多いのが、油性クリームです。
乳化性と違ってツヤ・光沢がよく出るのが特徴!乳化性クリームの光沢感で物足りなさを感じる方はオススメです。
ただ、保湿については効果が薄いので乳化性クリームと併用して使ってもいいかもしれません。
ペースト状で塗り伸ばすのに、コツがいるので靴磨きに慣れてきて革靴に光沢を出してより見栄えよくしたいときに使うクリームです。
油性クリームならコレ!!『サフィール・ノワール クレム1925』

レザーケア用品の第一人者として有名な「サフィール・ノワール」の油性クリーム
ビーズワックスやカルバナワックス、シアバターなど天然原料にこだわったクリーム。
油性クリームだが、ノビ、浸透性がよく、乳化性同様の使い方ができるのが特徴。
クリームの色は、無色または靴と同じ色を選ぼう!


クリームの性能については解説しましたが、もう一つ大事なことはクリームの色です。
基本的には、靴の色に合ったものを選ぶか、迷った場合は無色のものを選びましょう。
ブラックの革靴には、黒色のクリームを!
ブラウンに革靴には茶色のクリームを塗り、迷ったら無色のクリームを選んで塗ればいいのです。
もし濃い色のクリームを塗るときは変にシミになってしまうことがありますので注意してください。
そのようなときは、薄い色を選んで塗っていくほうが安全です。
クリームの使い方について解説
クリームは靴磨きの過程で使用します。
簡単な手順は…
①クリームを指または専用ブラシに適量をとる
②革靴全体に塗り伸ばし、革にクリームを浸透させる
③豚毛ブラシで強くブラッシングして浸透させる
④余分なクリームを布などで拭き取る
詳しい過程や分量などは下の記事に書いていますのでご覧ください。
豚毛ブラシなどの靴磨きに使用するブラシについては
靴クリームを塗る頻度は、月一回だけど…頻度を解説
革靴クリームは、基本的に月に1回に塗れば靴の手入れとしてはOKです。
しかし、理想的なケアとしては
- 革靴を購入したら履く前に1回
革靴が完成してから店頭に置かれて、自分の手に届くまでかなり時間が経っていてその間、手入れがされていないため履く前にクリームを塗りケアしてあげましょう。 - 購入してから1ヶ月間は週に1回
革靴に革の内部にクリームの栄養を入れて馴染ませていきます。これをするだけで、革靴の寿命が変わってきます。 - 購入してから2ヶ月以降は月に1回
定期的に革靴のお手入れをしてあげてください。
まとめ
革靴にとってクリームは必要不可欠なアイテムです。
クリームの特性を理解して使用してあげることで、革靴にとって適切なケアができて長い間使用できることができます。
ぜひ、楽しみながら靴磨きをしてお気に入りの革靴を成長させてくださいね。
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