革靴のかかとの内側の破れは自分で直す!ヒールライニングの補修

靴のかかとの内側を補修 靴補修
補修前
補修後

革靴を使い続けていると、かかとの内側が擦り切れて破れてきたりしますよね。

そのままにしていると、靴を脱いだ際にカッコ悪いですし、完全に破れてしまったり履いている靴下まで破れてしまいます。

直すとしても専門の修理屋さんに出して4000円以上と決して安くはないです。

そこで自分でお金をかけずに修理しようということで、

今回は、かかとの内側をリペアする方法を紹介します。

なお、補修材を自分で作成していますので参考にしてみてください。

革靴のかかとの内側を自分で修理する方法

それでは、早速、補修する方法を紹介していきますが、その前に補修材によってやり方が2種類あります。

一つは、今回ご紹介するヌメ革を補修材として最初から作って直す方法。

もう一つが、手っ取り早く補修材を購入して貼り付けて簡単に直す方法。
(この方法については、後日の記事でご紹介します)

補修材を自分で作成して修理する方法

まずは、道具の紹介から…

修理に必要な道具紹介

道具紹介

1.ヌメ革
この革が擦れた穴を埋めてくれる補修材のようなものになります。

2.マスキングテープ
補修箇所の型取りに使います。

3.ボールペン

4.カッターナイフ
100均で売っているようなものでなく、切れ味の良いものを用意してください。

5.ハサミ
100均で売っているようなものでなく、切れ味の良いものを用意してください。

6.革包丁
革を削るのにあると大変便利です。

7.サンドペーパー(120番)
革を削るのに使います。

8.革用ボンド(G17)
ダイソーなどでも売っている革用のボンドです.

マスキングテープで型取り(紙やその他のテープでも代用可能)

マスキングテープで型取りをしていきます。

なお、紙やその他のテープでも代用が可能です。

補修する革を貼れれば良いので、大きさや貼る場所が分かれば大丈夫です。

左の写真のように重ねて貼って形を測っていきます。

はみ出たりした場合は、ハサミでカットして整えましょう。

ハサミで切りにくい場合は、ペンで印をつけて剥がした後に切って形を整えます。

形を整えるまたは、ペンでマーキングできたらテープを剥がしていきます。

バラバラに剥がれることがあるので、慎重に綺麗に剥がすようにしましょう。

ペンでマーキングした場合は、形を整えるように線に沿ってハサミで切ります。

ヌメ革から補修用の革に切り抜く

ヌメ革に型を貼ります
型に沿ってペンで線を引きます
線に沿ってハサミで切ります

型が整ったら、補修材となるヌメ革に貼ります。

ペンで線を引き、その線に沿ってハサミで切っていきます。

ヌメ革を切り抜いたら補修用の革が完成です。

その革を革靴のかかとの内側の面に貼るのですが、

このままだと厚さがあるので削って調整していきます。

ヌメ革の裏面を削る

ヌメ革の厚さを整えるために削っていきます。

両端と曲線の部分はかなり薄く、その他の面は革がしなやかに曲がるようになるのを目安に!

★ポイント★
線を引くと削る箇所がわかりやすいですよ!

革包丁を使って削ると広範囲でバランスよく削れるのでおすすめです。

なお、革包丁がない場合は、サンドペーパーやカッターナイフで削る方法もあります。

革の裏面を削ると、削りカスが多く出るので注意してください。

削った革がしなやかに曲がるようになれば完成です。

薄ければ薄いほど良いですが、自分の靴と足のサイズを考えて調整して削ります。

補修用のヌメ革の完成です。

後は、貼るだけです!

ヌメ革をかかとの内側に貼る

補修用のヌメ革をかかとの内側に貼っていきます。

革用のボンドをヌメ革全体に均等に塗っていきます。

ハケは付属されていますので、それで十分使えます。

★ポイント★
塗ったら10分ほど乾かしましょう!!

かかとの内側もボンドを塗りハケで満遍なく広げて塗ります。

ここでも、塗った後に10分ほど乾かすのがポイントです。

ヌメ革を乾かしたら

塗った面にドライヤーの熱風を当てて熱活性を起こします。

熱活性を起こすことで、密着する力が強まり貼った後も剥がれにくくなります。

かかとの内側も同じように

ドライヤーの熱風を当てて熱活性を起こし

剥がれにくくします。

ヌメ革とかかとの内側を貼ります。

すぐくっついてしまうので慎重に!

★ポイント★
貼り方として…
1.真ん中に合わせて貼る。

2.真ん中から両端にかけて隙間がないように
密着し貼ります。

貼り終わったら完成です!!

後は履いていくうちに、貼ったヌメ革が伸びかかとにあっていきます。

自分で作成した革の補修材を使って、かかとの内側を直してみてはいかがでしょうか。

最後に革靴のリペアについて

革靴は修理することで

長く履くことができます。

専門店で補修することも一つですが、

自分で直してあげることで

一層愛着も湧くのではないでしょうか!

他にも革靴リペアなどの記事がありますのでご覧ください。

インソールの作成についてはこちらの記事からどうぞ!

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